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記事: よもぎ蒸しサロン開業に必要なもの・費用の全体像【直営4店舗の実例つき】

よもぎ蒸しサロン開業に必要なもの・費用の全体像【直営4店舗の実例つき】 - よもぎ蒸し専門店 MUUSU SHOP

よもぎ蒸しサロン開業に必要なもの・費用の全体像【直営4店舗の実例つき】

よもぎ蒸し専門店 MUUSU(都内直営4店舗運営)/ 公開日 2026年8月6日 ・ 最終更新 2026年8月16日

「よもぎ蒸しをサロンのメニューに加えたい」「よもぎ蒸し専門のサロンを開業したい」——そう考えたとき、最初に気になるのは「何を揃えればいいのか」「いくらかかるのか」ではないでしょうか。

この記事は、恵比寿・自由が丘・飯田橋・池尻大橋の都内4店舗で黄土漢方よもぎ蒸し専門サロン「MUUSU」を運営し、全国の認定サロン様に機材とブレンドを提供している私たちが、実際の運営経験と実際の価格をもとに書いています。相場の話ではなく、実額と実例でお伝えします。

よもぎ蒸しサロン開業に必要なもの一覧

よもぎ蒸しの提供に最低限必要なのは、次の5点です。

アイテム 役割
よもぎ蒸し椅子(黄土椅子) お客様が座る、穴の開いた専用椅子。素材で蒸気の質が変わる中核設備
壺(鍋) よもぎ・漢方を煮出して蒸気を立てる陶器
電気コンロ 壺を加熱する熱源。温度調整とタイマーが施術品質と安全を左右
マント お客様が首から被り、蒸気を逃さず全身を包む専用ウェア
よもぎ・漢方ブレンド 施術1回ごとに使う消耗品。仕入れの継続性が重要

よもぎ蒸しサロン開業に必要な黄土よもぎ蒸し椅子|MUUSU

これに加えて、タオル類、椅子カバー(衛生管理用)、施術スペースがあれば開業できます。

なお、同じ「コンロ」「マント」でも、加熱方式や生地の仕様によって使い勝手と施術の仕上がりが大きく変わります。とくにコンロは、方式を間違えると手持ちの土鍋が使えないという事態になります。アイテムごとの判断基準は よもぎ蒸しコンロの選び方|IH式と電熱ヒーター式の違い、見るべき3つの基準よもぎ蒸しマントの選び方|薄手と厚手で発汗量が変わる理由と、見るべき5項目 にまとめています。

ここで意外に思われるかもしれませんが、よもぎ蒸しは大きな内装工事を必要としません。ベッドを置くエステメニューと違い、必要なのは椅子1脚分のスペースです。

実際、2畳程度の個室やパーテーション区画があれば施術は可能です。既存のサロン・整体院の空きスペースや、自宅の一室からのスタートも現実的な選択肢です。

すでにエステ・整体院を運営されていて「メニューに追加する」形をお考えの場合は、サロンのメニューによもぎ蒸しを追加する方法(エステ・整体院向け)で、相性の良い業種とオペレーションの工数を詳しく整理しています。

開業費用はいくらかかるか(実額)

「よもぎ蒸し 開業 費用」で検索すると「30万〜100万円程度」といった幅の広い相場記事が多く出てきますが、メーカー直営の立場から実額でお伝えします。

先に結論を書くと、よもぎ蒸しの開業費用は「どこまで投資するか」で30万円から1,000万円まで開きます。機材そのものは20万円台からで、差を生むのはほぼ全額が物件と内装です。

機材一式の実額(MUUSUの場合)

黄土よもぎ蒸し一式導入セット
210,000円
椅子・壺・コンロ・マント・ブレンドが揃うセット

黄土よもぎ蒸しサロン導入セット(認定サロン特典付)
290,000円
サロン運営向けの構成+認定特典(納期約1ヶ月)

黄土よもぎ蒸しサロン導入セットの内容一式|MUUSU

つまり、機材だけなら20万円台から開業ラインに乗ります

総額のモデルケース(3パターン)

項目 自宅・間借り型
1ブース
小規模テナント型
1〜2ブース
専門店型
4ブース/直営店実額
機材一式 21〜29万円 29万円 約200万円
(4セット+諸経費)
内装・備品(タオル、照明、装飾等) 5〜15万円 20〜50万円 約600万円
物件初期費用 0円 30〜80万円 約200万円
消耗品初期仕入れ 1〜3万円 3〜5万円 上記に含む
合計目安 約30〜50万円 約80〜160万円 約1,000万円

エステ開業(脱毛機だけで数百万円)や整体院開業と比べると、左の2列であれば初期投資はかなり抑えられる部類です。

専門店として構えるといくらか(直営店の実額1,000万円)

右端の「専門店型」は、弊社が直営店を1店舗建てたときの実額です。4ブース・家賃30万円の物件で、内訳はこうなりました。

項目 金額 総額に占める割合
物件取得費用(保証金・仲介手数料等) 約200万円 20%
内装工事 約600万円 60%
機材4セット+その他初期費用 約200万円 20%
合計 約1,000万円 100%

内装に約600万円をかけたMUUSU直営店のよもぎ蒸し施術ブース

差を生んでいるのは、機材ではなく内装です

この表で見ていただきたいのは、総額の6割が内装だという点です。よもぎ蒸しの機材は4ブース分揃えても200万円で、1,000万円のうち2割にすぎません。

つまり1,000万円は「よもぎ蒸しをやるための費用」ではなく、「専門店としての体験を作るための費用」です。空間の設計、照明、動線、内装材——お客様が対価を払う理由をどこに置くかで決まる投資であって、開業の必須条件ではありません。

同じ黄土漢方よもぎ蒸しを、同じ機材で、同じ品質で提供するだけなら、表の左2列で成立します。

専門店型を検討するなら、先に押さえること

  • ブース数と家賃は連動させる:4ブースあっても家賃を埋める客数が読めなければ意味がありません。ブースを増やす順番は、単価と稼働率が固まってからです
  • 内装費は青天井になりやすい:総額の6割を占める項目なので、ここに上限を決めずに進めると計画が崩れます
  • 自己資金だけで賄わない:この規模になると融資が前提になります。補助金は「通れば実質負担が下がるもの」という位置づけが安全です

1ブースあたりの物理上限(1日5〜8名)から逆算して、何ブース必要かを先に決めると計画が現実的になります。計算方法は よもぎ蒸しは儲かる?収益シミュレーションを直営店の実数値で公開 にまとめています。

この記事の内容を、A4縦15ページの資料にまとめています

3パターンの総額モデル、2畳の間取り図、収益シミュレーション、損益分岐点の記入式ワークシート、補助金のスケジュールまで収録した「よもぎ蒸しサロン開業ガイド」を無料でお渡ししています。

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何畳あればできる?レイアウトの実例

直営店の実例でお話しすると、施術ブース1つに必要なのは畳2枚分程度です。椅子・壺・コンロが収まり、お客様が着替えて座れれば成立します。

2026年1月にオープンした恵比寿店では、楕円型のブースと採光を活かした設計にしています。前章のとおり内装に約600万円をかけていますが、これは「専門店としての体験」を作るための投資であって、開業の必須条件ではありません。

既存サロンのメニュー追加であれば、施術室の一角をパーテーションで区切るだけでも始められます。

よもぎ蒸し専門サロンMUUSU直営店の内観

具体的な寸法や、自宅・既存サロンの一角・小規模テナントの3パターンのレイアウト図、換気と電源の要件については 2畳から始めるよもぎ蒸しサロン|レイアウト3パターンと注意点 にまとめています。

収益の目安:メニュー単価と客数の考え方

よもぎ蒸しのメニュー単価は、「何を炊くか」で大きく変わります

  • 漢方生薬をブレンドして提供する場合:1回5,000〜10,000円のレンジ
  • よもぎのみの提供:1回2,000〜4,000円前後

立地によっても上下しますが、単価が2倍以上変わるので、ここは開業前に決めておくべき最初の分岐点です。必要な客数も、仕入れの設計も、この選択で変わってきます。

よもぎ蒸しのメニュー単価を左右する漢方生薬のブレンド

ざっくりした回収の考え方はこうです(漢方ブレンドで提供する場合)。

  • 単価6,000円 × 月30名 = 月商18万円
  • 消耗品原価(ブレンド・光熱費)を差し引いても、機材投資は数ヶ月で回収圏内

もちろん集客状況によって変わりますが、自宅型・メニュー追加型であれば「高額な機材ローンを何年も抱える」タイプの投資ではない、という規模感は掴んでいただけると思います。既存サロンのメニュー追加なら、既存のお客様への案内だけで初月から稼働が作れるケースもあります。

一方、専門店型(初期1,000万円)は回収の考え方がまったく別になります。固定費が先に出ていくため、機材の回収ではなく家賃・人件費を埋める客数から逆算する必要があります。

単価設定・回転数・原価率まで踏み込んだ試算と、自宅型・メニュー追加型・テナント型の3ケース別の損益分岐点の出し方は よもぎ蒸しは儲かる?収益シミュレーションを直営店の実数値で公開 で公開しています。

開業資金をどう作るか:補助金と融資の選択肢

補助金

小規模事業者持続化補助金など、サロン開業・設備導入に使える補助金制度があります。採択されれば機材費用の一部が補助され、実質負担を大きく下げられます。ただし、申請には見積書の取得が必要で、申請時期・要件も制度ごとに異なります。

とくに注意が必要なのが購入のタイミングです。交付決定前に機材を購入すると補助対象外になるケースがあります。制度の中身と見積書をいつ・どう取るかは よもぎ蒸し導入に使える補助金と、見積書の取り方 で詳しく解説しています。

融資

資金調達の選択肢は補助金だけではありません。開業時によく使われるのは、創業支援融資や、信用保証協会付きの融資(制度融資)です。

補助金が「使った後から一部が戻ってくる」性質なのに対し、融資は開業時の手元資金そのものを作れるという違いがあります。両方を組み合わせて使うケースも少なくありません。専門店型のように総額が1,000万円規模になる場合は、融資が計画の土台になります。

いずれも申請には事業計画書が必要です。MUUSUでは、補助金を使ったご購入のお見積もり作成に加えて、融資に必要な事業計画書の作成サポートにも対応しています。売上計画の立て方や、機材費・運転資金の見積もりの部分は、直営店の実数値をもとにご相談いただけます。

「自分のケースで使えるのか」「いくら見ておけばいいのか」といった段階のご相談からで構いません。

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失敗しないための3つの注意点

直営4店舗の運営と、認定サロン様からのご相談を通じて見えてきた、つまずきやすいポイントを3つ挙げます。

1. 機材の品質を価格だけで選ばない

よもぎ蒸しは「熱源×陶器×お客様の肌」が近い距離にある施術です。安価な輸入機材では、温度管理が不安定で施術品質がばらつく、電気系統の安全性が不明、というリスクがあります。

コンロはPSE(電気用品安全法)取得品か、椅子・壺は毎日の使用に耐える焼成かを確認してください。MUUSUの機材は、コンロがPSE取得、椅子と壺は丹波焼の窯元で職人が黄土を使って製作しています。

丹波焼の窯元で職人が製作するよもぎ蒸し用の黄土の壺

2. 集客表現で薬機法・景表法に触れない

疾病の治癒や痩身を断定するような表現は、広告・メニュー表・SNSで使うと法令に抵触するおそれがあります。よもぎ蒸しの訴求は「温める」「巡り」「リラックス」の範囲で組み立てるのが原則です。

開業前に表現のルールを押さえておくと、後からメニュー表やホームページを作り直す手戻りを防げます。

3. 消耗品(よもぎ・漢方)の仕入れ継続性を確認する

機材は一度買えば終わりですが、よもぎ・漢方ブレンドは施術のたびに使う消耗品です。品質が安定して継続供給される仕入れ先を確保しておかないと、開業後に「同じ品質のものが手に入らない」事態になりかねません。

MUUSUでは韓国・中国から直接買い付けた生薬を国内の自社工房でブレンドし、認定サロン様に継続供給しています。

国内の自社工房でブレンドするMUUSUのよもぎ蒸し用漢方ブレンド

MUUSUの開業サポート(認定サロン制度)

MUUSUのサロン導入セットには、機材一式に加えて認定サロン特典が付きます。

  • 直営店運営で培った施術・オペレーションのノウハウ提供
  • 公式サイトの認定サロン一覧への掲載
  • 漢方ブレンド11種類の継続仕入れ

「まず話を聞いてみたい」「うちの物件・スペースでできるか相談したい」「補助金や融資のことを聞きたい」——どの段階でも、LINEからお気軽にご相談ください。

👉 LINEで無料相談する(開業・導入・補助金見積もり・事業計画書)

よくあるご質問

よもぎ蒸しサロンの開業に、資格や届出は必要ですか?

よもぎ蒸しの施術そのものに必要な国家資格はありません。個人で事業を始める場合は税務署への開業届が必要です。保健所の営業許可については、よもぎ蒸し単体では原則不要とされますが、店舗の形態や併設するメニュー(まつげ・ネイル・理美容など)、自治体によって扱いが変わります。物件が決まった段階で、管轄の保健所に事前確認されることをおすすめします。

専門店として店舗を構えるといくらかかりますか?

弊社直営店(4ブース・家賃30万円)の実額で約1,000万円です。内訳は物件取得約200万円、内装約600万円、機材4セット+その他初期費用約200万円。総額の6割が内装なので、費用の大半は「よもぎ蒸しをやるため」ではなく「専門店としての空間を作るため」の投資です。同じ施術を提供するだけなら、自宅・間借り型の約30〜50万円から始められます。

開業までにどのくらいの期間がかかりますか?

機材の納期が起点になります。黄土よもぎ蒸し一式導入セットは在庫からの出荷、サロン導入セット(認定サロン特典付)は納期約1ヶ月です。補助金を使う場合は、交付決定を待ってからの発注になるため、制度のスケジュールに合わせて2〜4ヶ月ほど見ておくと安全です。テナントを借りて内装工事を入れる場合は、物件探しと工事期間が別途かかります。

自宅のマンションの一室でも開業できますか?

技術的には可能です。必要なのは畳2枚分程度のスペース、100Vの電源、そして蒸気がこもらない換気です。ただし賃貸・分譲どちらの場合も、契約や管理規約で自宅サロンの営業が制限されていることがあります。事前に規約の確認をお願いします。

1回の施術で電気代はどのくらいかかりますか?

MUUSUの電気コンロは消費電力1000Wです。1時間の連続使用で1kWh、電力量料金を31円/kWhで計算すると1回あたり約31円が上限の目安になります。実際は設定温度によって消費電力が下がるため、これより低くなるのが一般的です。単価は契約プランや時期によって変わるため、あくまで概算としてお考えください。

機材の保証やサポートはありますか?

電気コンロは、正常なご使用における故障について購入から半年間の保証、1年以内は有償交換に対応しています。なお、他社製のよもぎ蒸し椅子との併用による故障は、初期不良を除き保証対象外となります。

すでに他社の椅子を持っています。コンロやマントだけ購入できますか?

単品でのご購入は可能です。ただしMUUSUのコンロは自社の鍋壺・黄土椅子に合わせた専用設計のため、他社製品と組み合わせると本体に熱がこもりやすく、誤作動や故障の原因になる場合があります。買い替えのご相談も含めて、一度LINEでご状況をお聞かせください。


アイテムの選び方

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執筆:よもぎ蒸し専門店 MUUSU
恵比寿・自由が丘・飯田橋・池尻大橋の都内4店舗で黄土漢方よもぎ蒸し専門サロンを運営。全国の認定サロンへ機材と漢方ブレンドを供給しています。本記事の費用・数値はすべて直営店の実データおよび自社製品の実売価格に基づいています。

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