記事: よもぎ蒸しサロン開業ガイド|必要なもの・費用・収益の全体像【直営4店舗の実例つき】

よもぎ蒸しサロン開業ガイド|必要なもの・費用・収益の全体像【直営4店舗の実例つき】
「よもぎ蒸しをサロンのメニューに加えたい」「よもぎ蒸し専門のサロンを開業したい」——そう考えたとき、最初に気になるのは「何を揃えればいいのか」「いくらかかるのか」ではないでしょうか。
よもぎ蒸しとは、よもぎや漢方生薬を煮出した蒸気を、穴の開いた専用の椅子に座って下半身から浴びる、韓国発祥の温熱ケアです。施術者が直接体に触れないため手技がいらず、椅子1脚分のスペースで始められることから、サロンの新規開業やメニュー追加に選ばれています。
この記事は、恵比寿・自由が丘・飯田橋・池尻大橋の都内4店舗で黄土漢方よもぎ蒸し専門サロン「MUUSU」を運営し、全国の認定サロン様に機材とブレンドを提供している私たちが、実際の運営経験と実際の価格をもとに書いています。相場の話ではなく、実額と実例でお伝えします。
先に結論:よもぎ蒸しサロン開業の目安
| 必要な広さ | 1ブースあたり畳2枚分程度。自宅の一室や既存サロンの一角でも可能 |
| 初期費用 | 機材一式21万円〜。総額は自宅・間借り型約30〜50万円、専門店型(4ブース)は直営店実額で約1,000万円 |
| 資格 | 施術に必要な国家資格はありません(開業届と、形態により保健所への確認が必要) |
| 収益の目安 | 単価6,000円・月30名の自宅型で、月に約13万円が残る計算。機材投資は2ヶ月弱で回収圏内 |
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この記事の内容
よもぎ蒸しサロン開業の5つのメリット
直営店の運営と、全国の認定サロン様の導入を見てきた立場から、よもぎ蒸しが開業メニューとして選ばれる理由を5つにまとめます。
- 小さなスペースと少ない資金で始められる:必要なのは椅子1脚分、2畳程度です。大きな内装工事もいりません。
- 施術者がお客様の体に直接触れない:手技の習得がいらず、サロン未経験の方でも始めやすいメニューです。
- 蒸している間は手が空く:スタッフの実働は前後の着替え案内が中心で、複数ブースを1人で回せます。直営店(4ブース)も1オペ体制です。
- 原価率が低い:1回あたりの変動費は売上の約10〜14%です。漢方ブレンドで提供すれば、単価を上げても原価はほとんど変わりません。
- 既存メニューと組み合わせられる:エステ・ヘッドスパ・整体・クリニックなど、今あるメニューとのセットで顧客単価を上げられます。
開業スタイルは3つ:専門サロン・自宅サロン・既存施設への追加
よもぎ蒸しの開業は、どこで始めるかで費用も収益の考え方も変わります。実際のMUUSU導入サロン様の例とあわせて紹介します。
専門サロンとして開業する
テナントを借り、よもぎ蒸しを主力メニューにした専門サロンを構える形です。家賃などの固定費が先に出るため、損益分岐点から逆算した計画が必要です。兵庫県加西市の「養生スチーム koco」様は、通信インフラの仕事を28年続けた後、未経験から完全個室3部屋のサロンを開業されました。
→ 異業種28年から、よもぎ蒸しサロンを開業|兵庫県加西市・養生スチーム koco 芝元様
自宅サロンで開業する
自宅の一室に1ブースを置いて始める形です。家賃がかからないため、総額約30〜50万円から始められます。ただし、マンションの管理規約や賃貸契約で営業が制限されていないかは事前に確認が必要です(下の「よくあるご質問」をご覧ください)。
既存のサロン・治療院・クリニックに追加する
すでにお客様がいる店舗にメニューとして加える形です。家賃も人件費もすでに出ているため、収益性だけで見れば最も有利な始め方です。
- ヘッドスパ・リンパのサロンに、よもぎ蒸しをプラス|東京・笹塚 EN Body&Head Spa Yuko様
- 黄土椅子のデザインが忘れられなかった|大阪・堺筋本町 NEROLI Relaxation ことは様
- クリニックの一室に、よもぎ蒸しを|東京・平和台 東京メディカルクリニック 木島豪先生
業種ごとの相性やオペレーションの工数は サロンのメニューによもぎ蒸しを追加する方法(エステ・整体院向け) で詳しく整理しています。
よもぎ蒸しサロン開業に必要なもの一覧
よもぎ蒸しの提供に最低限必要なのは、次の5点です。
| アイテム | 役割 |
|---|---|
| よもぎ蒸し椅子(黄土椅子) | お客様が座る、穴の開いた専用椅子。素材で蒸気の質が変わる中核設備 |
| 壺(鍋) | よもぎ・漢方を煮出して蒸気を立てる陶器 |
| 電気コンロ | 壺を加熱する熱源。温度調整とタイマーが施術品質と安全を左右 |
| マント | お客様が首から被り、蒸気を逃さず全身を包む専用ウェア |
| よもぎ・漢方ブレンド | 施術1回ごとに使う消耗品。仕入れの継続性が重要 |

これに加えて、タオル類、椅子カバー(衛生管理用)、施術スペースがあれば開業できます。
椅子の素材で何が変わるか(黄土・木製・プラスチック)
よもぎ蒸し椅子には大きく3つの素材があり、蒸気の当たり方、手入れ、耐久性が変わります。機材選びで最初に決めるのは、この素材です。
| 素材 | 特徴 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 黄土(陶器) | 蓄熱性が高く冷めにくいため、施術中の温度が安定しやすい。汚れが染み込みにくく、拭き取りで衛生管理ができる。重量があり、価格は3素材の中で最も高い | サロン・クリニックなど毎日使う業務用。施術の質と衛生面を優先する場合 |
| 木製 | 軽く、見た目が温かい。一方で木は蒸気の水分を吸うため、乾燥を怠るとカビや臭いが出やすく、定期的な手入れが前提になる | 使用頻度が低い自宅用。手入れの時間を確保できる場合 |
| プラスチック | 最も安価で軽い。熱で変形・劣化しやすく、業務用の使用頻度では買い替えサイクルが短くなりやすい | まず自宅で試してみたい場合。業務用には不向き |
MUUSUの直営店と導入セットでは黄土椅子を採用しています。丹波焼の窯元で職人が黄土を使って製作したもので、4店舗で毎日使い続けている業務用の実績があります。
なお、同じ「コンロ」「マント」でも、加熱方式や生地の仕様によって使い勝手と施術の仕上がりが大きく変わります。とくにコンロは、方式を間違えると手持ちの土鍋が使えないという事態になります。アイテムごとの判断基準は よもぎ蒸しコンロの選び方|IH式と電熱ヒーター式の違い、見るべき3つの基準 と よもぎ蒸しマントの選び方|薄手と厚手で発汗量が変わる理由と、見るべき5項目 にまとめています。
ここで意外に思われるかもしれませんが、よもぎ蒸しは大きな内装工事を必要としません。ベッドを置くエステメニューと違い、必要なのは椅子1脚分のスペースです。
実際、2畳程度の個室やパーテーション区画があれば施術は可能です。既存のサロン・整体院の空きスペースや、自宅の一室からのスタートも現実的な選択肢です。
開業費用はいくらかかるか(実額)
「よもぎ蒸し 開業 費用」で検索すると「30万〜100万円程度」といった幅の広い相場記事が多く出てきますが、メーカー直営の立場から実額でお伝えします。
先に結論を書くと、よもぎ蒸しの開業費用は「どこまで投資するか」で30万円から1,000万円まで開きます。機材そのものは20万円台からで、差を生むのはほぼ全額が物件と内装です。
機材一式の実額(MUUSUの場合)
黄土よもぎ蒸し一式導入セット
210,000円
椅子・壺・コンロ・マント・ブレンドが揃うセット
黄土よもぎ蒸しサロン導入セット(認定サロン特典付)
290,000円
サロン運営向けの構成+認定特典(納期約1ヶ月)

つまり、機材だけなら20万円台から開業ラインに乗ります。
総額のモデルケース(3パターン)
| 項目 | 自宅・間借り型 1ブース |
小規模テナント型 1〜2ブース |
専門店型 4ブース/直営店実額 |
|---|---|---|---|
| 機材一式 | 21〜29万円 | 29万円 | 約200万円 (4セット+諸経費) |
| 内装・備品(タオル、照明、装飾等) | 5〜15万円 | 20〜50万円 | 約600万円 |
| 物件初期費用 | 0円 | 30〜80万円 | 約200万円 |
| 消耗品初期仕入れ | 1〜3万円 | 3〜5万円 | 上記に含む |
| 合計目安 | 約30〜50万円 | 約80〜160万円 | 約1,000万円 |
エステ開業(脱毛機だけで数百万円)や整体院開業と比べると、左の2列であれば初期投資はかなり抑えられる部類です。
専門店として構えるといくらか(直営店の実額1,000万円)
右端の「専門店型」は、弊社が直営店を1店舗建てたときの実額です。4ブース・家賃30万円の物件で、内訳はこうなりました。
| 項目 | 金額 | 総額に占める割合 |
|---|---|---|
| 物件取得費用(保証金・仲介手数料等) | 約200万円 | 20% |
| 内装工事 | 約600万円 | 60% |
| 機材4セット+その他初期費用 | 約200万円 | 20% |
| 合計 | 約1,000万円 | 100% |

差を生んでいるのは、機材ではなく内装です
この表で見ていただきたいのは、総額の6割が内装だという点です。よもぎ蒸しの機材は4ブース分揃えても200万円で、1,000万円のうち2割にすぎません。
つまり1,000万円は「よもぎ蒸しをやるための費用」ではなく、「専門店としての体験を作るための費用」です。空間の設計、照明、動線、内装材——お客様が対価を払う理由をどこに置くかで決まる投資であって、開業の必須条件ではありません。
同じ黄土漢方よもぎ蒸しを、同じ機材で、同じ品質で提供するだけなら、表の左2列で成立します。
専門店型を検討するなら、先に押さえること
- ブース数と家賃は連動させる:4ブースあっても家賃を埋める客数が読めなければ意味がありません。ブースを増やす順番は、単価と稼働率が固まってからです
- 内装費は青天井になりやすい:総額の6割を占める項目なので、ここに上限を決めずに進めると計画が崩れます
- 自己資金だけで賄わない:この規模になると融資が前提になります。補助金は「通れば実質負担が下がるもの」という位置づけが安全です
1ブースあたりの物理上限(1日5〜8名)から逆算して、何ブース必要かを先に決めると計画が現実的になります。計算方法は よもぎ蒸しは儲かる?収益シミュレーションを直営店の実数値で公開 にまとめています。
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3パターンの総額モデル、2畳の間取り図、収益シミュレーション、損益分岐点の記入式ワークシート、補助金のスケジュールまで収録した「よもぎ蒸しサロン開業ガイド」を、LINEの友だち追加だけでその場でお渡ししています。
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開業までの流れ:6つのステップ
費用の全体像が掴めたら、次は手順です。直営店の出店と認定サロン様の開業支援で実際に踏んでいる順番を、6つのステップにまとめます。順番を入れ替えると手戻りが出やすいところ(とくに3と4)があるので、上から順に進めてください。
-
開業スタイルとメニュー単価を決める
専門サロン・自宅サロン・既存メニューへの追加のどれで始めるか、そして「漢方ブレンドで炊くか、よもぎのみか」を先に決めます。単価が2倍以上変わるため、必要な客数も資金計画もここで決まります(収益の目安)。
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スペースと物件の条件を確認する
1ブースあたり畳2枚分、100Vの電源、蒸気がこもらない換気の3点を確認します。自宅の場合は賃貸契約や管理規約で営業が制限されていないかも、この段階で確認してください。レイアウトの具体例は 2畳から始めるよもぎ蒸しサロン にまとめています。
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管轄の保健所と税務署の手続きを確認する
よもぎ蒸しの施術に国家資格は不要ですが、蒸気浴という性質上、自治体によっては公衆浴場法の対象になるかどうかの確認を求められることがあります。扱いは自治体ごとに異なるため、物件が決まった段階で管轄の保健所に事前相談するのが確実です。税務署には個人事業の開業届を開業から1ヶ月以内に提出し、あわせて青色申告承認申請書も出しておくと節税面で有利です。資格の考え方は よもぎ蒸しサロンの開業に資格は必要か で整理しています。
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資金計画を立て、補助金・融資を使うなら先に申請する
3パターンの総額モデルを目安に、自己資金で賄うか、補助金や創業融資を使うかを決めます。補助金を使う場合は交付決定の前に機材を買うと対象外になることがあるため、見積書の取得と申請を発注より先に済ませてください(補助金と融資の選択肢)。
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機材を発注し、施術手順とお断り基準を決める
一式導入セットは在庫からの出荷、サロン導入セット(認定サロン特典付)は納期約1ヶ月です。納品を待つ間に、温度管理の手順、カウンセリングシート、お受けいただかない方の基準を決めておきます(失敗しないための4つの注意点)。
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メニュー表・予約導線・発信を整えて開業する
メニュー表やSNSの表現は、薬機法・景表法に触れない「温める」「巡り」「リラックス」の範囲で組み立てます。Googleビジネスプロフィール、予約サイト、Instagram、LINE公式アカウントを開業日までに用意し、回数券や会員制などリピートの仕組みも初日から動かせる状態にしておくのが理想です(開業後の集客)。
開業までにかかる期間の目安は、下のよくあるご質問にまとめています。
何畳あればできる?レイアウトの実例
直営店の実例でお話しすると、施術ブース1つに必要なのは畳2枚分程度です。椅子・壺・コンロが収まり、お客様が着替えて座れれば成立します。
2026年1月にオープンした恵比寿店では、楕円型のブースと採光を活かした設計にしています。前章のとおり内装に約600万円をかけていますが、これは「専門店としての体験」を作るための投資であって、開業の必須条件ではありません。
既存サロンのメニュー追加であれば、施術室の一角をパーテーションで区切るだけでも始められます。

具体的な寸法や、自宅・既存サロンの一角・小規模テナントの3パターンのレイアウト図、換気と電源の要件については 2畳から始めるよもぎ蒸しサロン|レイアウト3パターンと注意点 にまとめています。
収益の目安:メニュー単価と来店数の考え方
よもぎ蒸しのメニュー単価は、「何を炊くか」で大きく変わります。
- 漢方生薬をブレンドして提供する場合:1回5,000〜10,000円のレンジ
- よもぎのみの提供:1回2,000〜4,000円前後
立地によっても上下しますが、単価が2倍以上変わるので、ここは開業前に決めておくべき最初の分岐点です。必要な客数も、仕入れの設計も、この選択で変わってきます。

ざっくりした回収の考え方はこうです(漢方ブレンドで提供する場合)。
- 単価6,000円 × 月30名 = 月商18万円
- 消耗品原価(ブレンド・光熱費)を差し引いても、機材投資は数ヶ月で回収圏内
もちろん集客状況によって変わりますが、自宅型・メニュー追加型であれば「高額な機材ローンを何年も抱える」タイプの投資ではない、という規模感は掴んでいただけると思います。既存サロンのメニュー追加なら、既存のお客様への案内だけで初月から稼働が作れるケースもあります。
一方、専門店型(初期1,000万円)は回収の考え方がまったく別になります。固定費が先に出ていくため、機材の回収ではなく家賃・人件費を埋める客数から逆算する必要があります。
単価設定・回転数・原価率まで踏み込んだ試算と、自宅型・メニュー追加型・テナント型の3ケース別の損益分岐点の出し方は よもぎ蒸しは儲かる?収益シミュレーションを直営店の実数値で公開 で公開しています。
開業資金をどう作るか:補助金と融資の選択肢
補助金
小規模事業者持続化補助金など、サロン開業・設備導入に使える補助金制度があります。採択されれば機材費用の一部が補助され、実質負担を大きく下げられます。ただし、申請には見積書の取得が必要で、申請時期・要件も制度ごとに異なります。
とくに注意が必要なのが購入のタイミングです。交付決定前に機材を購入すると補助対象外になるケースがあります。制度の中身と見積書をいつ・どう取るかは よもぎ蒸し導入に使える補助金と、見積書の取り方 で詳しく解説しています。
融資
資金調達の選択肢は補助金だけではありません。開業時によく使われるのは、創業支援融資や、信用保証協会付きの融資(制度融資)です。
補助金が「使った後から一部が戻ってくる」性質なのに対し、融資は開業時の手元資金そのものを作れるという違いがあります。両方を組み合わせて使うケースも少なくありません。専門店型のように総額が1,000万円規模になる場合は、融資が計画の土台になります。
いずれも申請には事業計画書が必要です。MUUSUでは、補助金を使ったご購入のお見積もり作成に加えて、融資に必要な事業計画書の作成サポートにも対応しています。売上計画の立て方や、機材費・運転資金の見積もりの部分は、直営店の実数値をもとにご相談いただけます。
「自分のケースで使えるのか」「いくら見ておけばいいのか」といった段階のご相談からで構いません。
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失敗しないための4つの注意点
直営4店舗の運営と、認定サロン様からのご相談を通じて見えてきた、つまずきやすいポイントを4つ挙げます。
1. 機材の品質を価格だけで選ばない
よもぎ蒸しは「熱源×陶器×お客様の肌」が近い距離にある施術です。安価な輸入機材では、温度管理が不安定で施術品質がばらつく、電気系統の安全性が不明、というリスクがあります。
コンロはPSE(電気用品安全法)取得品か、椅子・壺は毎日の使用に耐える焼成かを確認してください。MUUSUの機材は、コンロがPSE取得、椅子と壺は丹波焼の窯元で職人が黄土を使って製作しています。

2. 集客表現で薬機法・景表法に触れない
疾病の治癒や痩身を断定するような表現は、広告・メニュー表・SNSで使うと法令に抵触するおそれがあります。よもぎ蒸しの訴求は「温める」「巡り」「リラックス」の範囲で組み立てるのが原則です。
開業前に表現のルールを押さえておくと、後からメニュー表やホームページを作り直す手戻りを防げます。
お客様に「言えること」と「言えないこと」の線引きについては、循環器内科専門医と対談した よもぎ蒸しに医学的エビデンスはあるのか|循環器内科専門医と対談して分かったこと でも実務目線で整理しています。
3. 消耗品(よもぎ・漢方)の仕入れ継続性を確認する
機材は一度買えば終わりですが、よもぎ・漢方ブレンドは施術のたびに使う消耗品です。品質が安定して継続供給される仕入れ先を確保しておかないと、開業後に「同じ品質のものが手に入らない」事態になりかねません。
MUUSUでは韓国・中国から直接買い付けた生薬を国内の自社工房でブレンドし、認定サロン様に継続供給しています。

4. お受けいただかないほうがよい方を、事前の基準として決めておく
安全に施術を続けるためには、「どんな方にはお受けいただかないか」を当日の判断ではなく、カウンセリングシートの項目として事前に決めておくことが大切です。MUUSU監修医の木島豪先生(循環器内科専門医)との対談では、次の方が挙がりました。
- 発熱時・急性の炎症がある方
- 外陰部に傷や感染がある方
- 飲酒後の方
- キク科アレルギーのある方(よもぎはキク科です)
- 糖尿病で神経障害のある方(熱さに気づきにくく、低温やけどの可能性)
- コントロールされていない高血圧・心疾患のある方
妊娠初期の方や不妊治療中の方は、担当医にご確認いただくのが安全です。詳しい理由は 医学対談のレポート をご覧ください。
開業後の集客:リピートを先に設計する
開業後につまずく理由で最も多いのは、機材でも立地でもなく「毎月の新規集客に頼り切っている」ことです。よもぎ蒸しは継続してご利用いただくことで売上が積み上がるメニューなので、新規を何人集めるかより、何回来ていただけるかを先に設計します。
- 会員制・回数券を用意する:MUUSUの直営店も会員制です。来店間隔が安定し、月の売上が読めるようになります。割引率の決め方は 収益シミュレーションの記事 で解説しています。
- 既存メニューとのセットを作る:笹塚のEN Body&Head Spa様は、よもぎ蒸しとマッサージのセットコースや、新規の方向けの「よもぎ蒸し+15分のヘッドスパ」を用意されています。
- 検索される場所に情報を置く:Googleビジネスプロフィール、予約サイト、Instagramです。EN Body&Head Spa様はInstagramで「#黄土よもぎ蒸し」を付けるようにしてから、検索数が伸びているそうです。
- MUUSU認定サロン一覧に掲載する:サロン導入セットをご導入いただいたサロン様は、公式サイトの認定サロン一覧に掲載しています。
開業したサロンがつまずきやすいポイントは、失敗で5選セミナーでもお話ししています。
導入オーナー様の事例
MUUSUの機材を導入したオーナー様に、代表が直接お話を伺いました。業態も地域も異なる4つの始め方です。
そのほかの事例は サロン導入事例の一覧 をご覧ください。
ご自身の条件で、収益を試算します
物件の広さや家賃、今のメニュー構成を教えていただければ、直営店の実数値をもとに損益分岐点と必要な来店数を一緒に試算します。間取り図やお部屋の写真から、配置が成立するかも確認します。
友だち追加は1タップで完了します。ご不要になれば、いつでもブロックできます。
MUUSUの開業サポート(認定サロン制度)
MUUSUのサロン導入セットには、機材一式に加えて認定サロン特典が付きます。
- 直営店運営で培った施術・オペレーションのノウハウ提供
- 公式サイトの認定サロン一覧への掲載
- 漢方ブレンド11種類の継続仕入れ
開業前後に参加できるセミナーも開催しています。
漢方ブレンドをまだ決めかねている方には、11種類を1種類ずつ試せるお試しパック(7,700円)もご用意しています。
よくあるご質問
よもぎ蒸しサロンの開業に、資格や届出は必要ですか?
よもぎ蒸しの施術そのものに必要な国家資格はありません。個人で事業を始める場合は税務署への開業届が必要です。保健所の営業許可については、よもぎ蒸し単体では原則不要とされますが、店舗の形態や併設するメニュー(まつげ・ネイル・理美容など)、自治体によって扱いが変わります。蒸気浴という性質上、自治体によっては公衆浴場法の対象になるかどうかの確認を求められることもあるため、物件が決まった段階で、管轄の保健所に事前確認されることをおすすめします。民間資格を取る意味があるケースや、衛生手順と施術をお断りする基準の決め方までは よもぎ蒸しサロンの開業に資格は必要か|直営4店舗を運営して分かったこと で詳しく解説しています。
よもぎ蒸しの開業は失敗しやすいですか?
自宅型やメニュー追加型であれば、初期投資が30〜50万円程度で家賃などの固定費もかからないため、大きな損失が出にくい部類の開業です。つまずく原因は機材や立地よりも、毎月の新規集客に頼り切って リピートの仕組みがないこと、単価を下げすぎて利益が残らないこと、薬機法・景表法に触れる表現で手戻りが出ること、安価な機材で施術品質が安定しないことに集中しています。対策は 失敗しないための4つの注意点 と 開業後の集客 にまとめています。専門店型は固定費が先に出るため、損益分岐点から逆算した計画と融資が前提になります。
サロン未経験でも開業できますか?
できます。よもぎ蒸しは施術者がお客様の体に直接触れないメニューなので、手技の習得がいりません。兵庫県加西市の「養生スチーム koco」様は、通信インフラの仕事を28年続けた後に未経験から開業されています。ただし、温度管理やお受けいただかない方の判断など、安全に提供するための手順は開業前に身につけておいてください。
専門店として店舗を構えるといくらかかりますか?
弊社直営店(4ブース・家賃30万円)の実額で約1,000万円です。内訳は物件取得約200万円、内装約600万円、機材4セット+その他初期費用約200万円。総額の6割が内装なので、費用の大半は「よもぎ蒸しをやるため」ではなく「専門店としての空間を作るため」の投資です。同じ施術を提供するだけなら、自宅・間借り型の約30〜50万円から始められます。
開業までにどのくらいの期間がかかりますか?
機材の納期が起点になります。黄土よもぎ蒸し一式導入セットは在庫からの出荷、サロン導入セット(認定サロン特典付)は納期約1ヶ月です。補助金を使う場合は、交付決定を待ってからの発注になるため、制度のスケジュールに合わせて2〜4ヶ月ほど見ておくと安全です。テナントを借りて内装工事を入れる場合は、物件探しと工事期間が別途かかります。
自宅のマンションの一室でも開業できますか?
技術的には可能です。必要なのは畳2枚分程度のスペース、100Vの電源、そして蒸気がこもらない換気です。ただし賃貸・分譲どちらの場合も、契約や管理規約で自宅サロンの営業が制限されていることがあります。事前に規約の確認をお願いします。
施術をお断りした方がよいお客様はいますか?
います。発熱時・急性の炎症がある方、外陰部に傷や感染がある方、飲酒後の方、キク科アレルギーのある方、糖尿病で神経障害のある方、コントロールされていない高血圧・心疾患のある方です。妊娠初期の方や不妊治療中の方は、担当医にご確認いただくのが安全です。当日の判断にしないよう、カウンセリングシートの項目として事前に決めておくことをおすすめします。
1回の施術で電気代はどのくらいかかりますか?
MUUSUの電気コンロは消費電力1000Wです。1時間の連続使用で1kWh、電力量料金を31円/kWhで計算すると1回あたり約31円が上限の目安になります。実際は設定温度によって消費電力が下がるため、これより低くなるのが一般的です。単価は契約プランや時期によって変わるため、あくまで概算としてお考えください。
機材の保証やサポートはありますか?
電気コンロは、正常なご使用における故障について購入から半年間の保証、1年以内は有償交換に対応しています。なお、他社製のよもぎ蒸し椅子との併用による故障は、初期不良を除き保証対象外となります。
すでに他社の椅子を持っています。コンロやマントだけ購入できますか?
単品でのご購入は可能です。ただしMUUSUのコンロは自社の鍋壺・黄土椅子に合わせた専用設計のため、他社製品と組み合わせると本体に熱がこもりやすく、誤作動や故障の原因になる場合があります。買い替えのご相談も含めて、一度LINEでご状況をお聞かせください。
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アイテムの選び方
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